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くまのプーさん病理テストでピグレットだった意味は?解説&ピグレットのキャラ深掘り!

「くまのプーさん病理テスト」がSNSで話題になっています。

童話『くまのプーさん』には個性あふれるの住人たちが登場します。

「くまのプーさん病理テスト」では33の質問に答えると、自分が7種類の森の住人の中で誰のタイプにもっとも近いかが結果として出てくるのです。

SNSを見ているとピグレットタイプの方がけっこう多い印象ですが、「結果がピグレットだった」がどんな意味を持つのか解説していきたいと思います。

お話の中のピグレットのキャラクターも見ていきますよ!

くまのプーさん病理テストでピグレットだった意味は?

くまのプーさんに登場するピグレットは、しましまの赤い服を着たピンク色のかわいらしい小ブタです。

プーさんの隣にいることも多く、お話をよく知らない人もきっと見たことがあるはず!

さて、病理テストの「結果がピグレット」って一体どういうことなのでしょうか?

「くまのプーさん病理テスト」を作成しているIDRlabsのサイトではピグレットは全般性不安障害としており、解説は以下の通りです。

ピグレット(全般性不安障害)

ピグレットは過度に不安になり心配します。
非常に多くのことを心配し、自分の心配をコントロールするのが難しいです。
常に不安なのでさまざまな状況で不快になります。
とても怖いので悪い結果を予想したり、どもることがよくあります。
不安により考えすぎたり、否定的な思考の循環に囚われます。
ピグレットは実際の出来事が必要とする以上に心配します。
明白な理由がない場合でも、起こり得る最悪の事態を予想します。
自分の心配を忘れることができず間違った決断をすることを恐れるため、決定することができません。
彼の不安は恐怖症ではなく一般化した状態です。

(引用元:IDRlabs 公式HP)

教授のSarah E. Shea(医学博士)、Kevin Gordon(医学博士)がくまのプーさんのキャラクターたちが、精神医学的診断に関連している可能性があると発表した内容が裏づけとなり「くまのプーさん病理テスト」が開発されました。

その点ではきちんとした根拠のあるテストといえます。

全般性不安障害というのは、日々の生活の中で漠然とした不安や心配が常にある病気です。

しかし、33問の簡易なテストで全般性不安障害の診断をつけることは到底無理なことで、IDRlabsも「医療的な診断を行うものではない」「テストは単なる指標である」と述べています。

また、7つのタイプ(注意欠陥障害、注意欠陥/多動性障害、強迫神経症、自閉症、うつ病、精神分裂症、不安障害)の中で一番スコアが高かったものが結果として出てくるというだけなので、結果がピグレット(不安障害)になってもそのスコアには差があります。

そのため、上記のピグレットの解説を読んで、「自分にぴったり当てはまる」と感じる方もいれば、
「確かに、不安な気持ちになることはけっこう多いかも、、、」
「人より少し心配性な程度かな、、、」
「全然ピンとこない!」
など感じ方もさまざまなのではないでしょうか。

医療的な診断ではないこと、7つのタイプの中でスコアの高いタイプが結果として出てきているという点からも、自分には心配性の傾向があるんだな、という程度の受け止め方がいいのだと思います。

くまのプーさんに出てくるピグレットってどんなキャラクター?

ピグレットとは英語で子豚のことを指します。
ディズニーの公式HPを見るとピグレットの紹介として以下のことが書かれています。

  • 小さなブタのぬいぐるみでプーさんの親友
  • 少し気が弱いが、穏やかで誠実な性格
  • 森の仲間たちから信頼を得ている

今、ピグレットってぬいぐるみなの?と驚いた方いますよね?
ちなみに森の住人たちは、
プーさん→テディベア
ティガー、イーヨー、カンガとルー→ぬいぐるみ
ラビットとオウル→森に住む動物
という設定なのです。

くまのプーさん病理テストでは、「プーさんのタイプは注意欠陥障害」となっていますが、確かにお話の中でプーさんは不注意が多いキャラクターですよね。

プーさんは楽観主義の性格なので心配性のピグレットとはだいぶ違うタイプのようですね。

ちなみにピグレットの口癖は「どどどどどうしよう!」です。
怖いものがくるとすぐに逃げるのも特徴です。

また、「プーさんとおおあらし」のお話の中では、強風で家が壊れてしまったフクロウのオウルにピグレットは自分の家を譲ります。

ピグレットの優しい性格があふれているお話です。

まとめ

専門家が見ると、「クマのプーさん」に登場する森の住人たちは、発達上の問題や心理社会的な問題を抱えている状態にあると聞いたことがあります。

住人たちの特性と個性が楽しいお話の中で描かれており、病理を違った視点から見る機会になっているようにも感じます。

「くまのプーさん病理テスト」は医学的な診断ではないので、深刻に受け止める必要はなく、自分や周りの人たちを見るひとつの視点としていけたらいいのだと思います。

この記事を書きながら、心配性で心優しい小ブタのピグレットにすっかり愛着を持ってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました!