角川つばさ文庫の大人気シリーズ『四つ子ぐらし』
四姉妹のキュートな共同生活にほっこり。
そして、彼女たちの生い立ちににまつわるような事件にハラハラ。
一気に読了すると次回作が待ち遠しくてたまらなくなります。
2021年2月にはマンガ化が実現し、連載がスタートしています。
3月にはボイスドラマの公開も始まり、「次はアニメ化?」という期待も湧いてきて、目がはなせない盛り上がりですね!
今回の記事では、現在8巻まで続く『四つ子ぐらし』の「2巻」をじっくり味わってみたいと思います。
気になったことや感じたこと、そして読者の感想を紹介していきますね!
『 四つ子ぐらし 2巻 』 基本情報
「三つ子探偵、一花ちゃんを追う!」
〜あの一花ちゃんに、かくしごと!?
いもうと三人で、尾行開始!
ひの ひまり/ 作 ・ 佐倉 おりこ/ 絵
四つ子ぐらし2巻ネタバレー気になるポイントは?ー
四つ子の長女である「一花」の様子が何やらおかしい、というところから物語は走り出します。
1巻のイベントは、「中学校の入学式」「四つ子の誕生日」がありました。
ちなみに四つ子の誕生日、本当の誕生日はわからないのですが、施設に置き去りにされた4月25日を誕生日としています。
2巻は「ゴールデンウィーク」のお話。
四つ子たちの共同生活も1ヶ月が経過した頃ですね。
お互いのことが少しはわかってきた頃かな。
そんなタイミングで、優しくてしっかり者の一花が別人のようになってしまう事件が起きるのですね。
気になるポイント1 おそろいのハートのペンダント。
四つ子は赤ちゃんの時に、それぞれ違う施設の前に置き去りにされました。
その時に一緒に置かれていたのが、ハート型のペンダント。
それぞれ色は違いますが、形は同じで「お母さんとの唯一のつながり」であるこのペンダントを、四つ子たちは大事にしてきました。
2巻では自分以外の三人も色違いのペンダントを同じように宝物にしてきたことを知ります。
12年間、別々の場所でそれぞれが心のよりどころにしてきたペンダントには何やら大きな秘密が隠されていそうな雰囲気で大いに気になります!
気になるポイント2 完璧な長女、一花の謎。
1巻では、四女の「四月」の切ない過去が明らかになりました。
裕福な里親の元で幸せに育ったように見える「二鳥」も何かあるんだろうなと思わせる場面がありました。
それに引きかえ、一花は長女として、四つ子をまとめるしっかり者。
これまで、安定した環境の中でを育ってきたようにも見えましたが、2巻でそのイメージがくつがえりました。
今の姿からは想像できない一花姉さんの過去を知ってしまった三人。
でも、三人は大好きな一花の過去を受け入れます。
同じように、読んでいる私も、気がつくと前より一花が好きになっていました。
13歳の一花に、人間としての味わいを感じてなりません。
ということで2巻の表紙はもちろん一花がメインです!
2巻の冒頭でおうちでくつろいでいる時の服装ですね。
気になるポイント3 四月の探偵ぶりがハンパない。
別人のような振る舞いをする一花を心配した三人は、その理由を調べ始めます。
勝手に部屋に入ったり、大胆にも変装して尾行をしたり。
面白いのはすべて四月が言い出しっぺなんです。
推理小説を読むのが大好きな四月。
記憶力も抜群でとても頭のいい女の子です。
くるくる頭を回転させながら、一花の秘密を解明していきます。
1巻でもありましたが、物事のほころびに気がつき、理路整然と説明する姿は、読んでいて気持ちがいいですね!
気になるポイント4 麗が再び登場。本当の母親なの?
一花が真実と本心を三人に話してくれた直後に、再び母親と名乗る謎の女性の登場で空気は一転。
麗(うらら)さん、この人本当に怪しいですね。
読者としてはこの人は四つ子のお母さんとは思えない、思いたくない、という気持ちですが、四つ子の胸中は複雑ですね。
本当のお母さんなのかもしれない人を目の前にして、さまざまな思いが渦巻いていたのだと思います。
13歳になったばかりの女の子たちが、大の大人に負けないように戦います。
一花の長女としての責任感の強さはこれまでも感じていましたが、このシーンでは改めて「こんなに責任を背負い込んでいたのか」と関心ひとしきり。
長女というより親がわりですね。
四つ子ぐらし2巻ネタバレー みんなの感想は? ー
2巻から4巻連続で超キュートなクリアドレスしおりがつきましたね!
メルヘン衣装の四つ子!
四つ子ぐらしはグッズがまだないので、レアでしたよね。
『四つ子ぐらし』の読者は小学生、中学生だけではなく、大人もたくさんいますね。そちらも紹介します!
四つ子の同世代の読者ともっとお姉さんの読者。
感想を比べるとおもしろい。
1巻に続き、この作業に自分がハマりそうです。
四つ子ぐらし2巻ネタバレー まとめ ー
2巻は、ゴールデンウィーク中の四つ子たち。
お互いのことを少しずつ知り仲良く過ごしていたかと思いきや、
一花を中心とした事件が起きました。
尾行や聞き込み(?)と穏やかではないのですが、最終的には四人の絆が深まったと言えそうです。
1巻では四月、2巻では一花の過去にスポットが当てられましたが、3巻はどうなっていくのでしょうか。
四月がみんなに心を許すようになったこともあり、1巻よりさらにキャラが引き立っていましたね。
皆さんの感想も1巻よりもさらに深いものが多かったです。
四つ子ワールドにハマっていってますね。
大切なことがたくさん詰まったお話だと感じます。
ひのひまり先生、佐倉おりこ先生、これからも素敵な作品を届けてくださいね!
文庫もマンガも楽しみにしています。
応援しています!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
https://kobe-panmachi.jp/book/yotsugogurashi-9/
https://kobe-panmachi.jp/book/yotsugogurashi-syuppan/