神戸パンのまち散歩

コラム

神戸とパン、神戸と珈琲・紅茶の深いつながりとは?

神戸とパンの歴史は古く、開港をきっかけにパン文化が根付いていきました。
そして、パンとの相性が良い、珈琲や紅茶も古くから神戸で親しまれている飲み物であり、
神戸から様々な発信がなされたとも考えられます。
神戸とパン、珈琲、紅茶の歴史に触れ、いつもと違った視点で
「KOBE パンのまち散歩」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

神戸のパンの歴史

神戸では、1868年1月1日(慶応3年12月7日)の開港をきっかけに、海外から様々なものが輸入され、 多くの文化が根付いてきました。パンに関しては1869年に外国人居留地でイギリス人とフランス人が経営するパン屋が開店したという記録が残っています。
開港当時、居留地がまだ工事中であったことから、 神戸では日本人と外国人が混在して居住する地域「雑居地」が定められました。 雑居地は、外国人によってもたらされた西洋をはじめとする多様な文化であふれ、 庶民が外国の日常文化に触れる機会を増やすこととなりました。 その結果、それらの日常文化が他の地域より早く神戸の街中に浸透していったのです。

外国人によって編み出されたものが日本に取り込まれ、日本の職人が生まれ育っていったことで、 暮らしに直結する食であるパンも、早い段階から庶民レベルで愛され、 豊かなパン食文化を持つ厚い市民層が出現することで「神戸はパン食文化の先進地」となったともいえましょう。

神戸と珈琲

1878年(明治11年)、日本で初めて珈琲を提供したとされる店は、
現在も元町商店街にある「放香堂」といわれています。
古くから珈琲が親しまれる神戸は、珈琲生豆の輸入量も全国トップクラスの港を持ちます。
また、今ではおなじみの缶コーヒーも実は、神戸が発祥の地なのです。

神戸と紅茶

日本におけるティーバッグの先駆けは神戸です。
現在の神戸紅茶株式会社が、1957年(昭和32年)に英国の大手紅茶メーカーの指定工場となり、
紅茶の生産が開始されました。
1961年(昭和36年)に日本で初となるティーバッグ自動包装機「コンスタンタマシン」が
ドイツから導入されたことで、日本の紅茶消費量が飛躍的に伸びました。
神戸の紅茶の消費量は常にトップクラスですが、古くから今でも様々な紅茶が親しまれています。

神戸では、「舶来のものが高値であってはいけない」という感覚があります。
それは、「雑居地」があったからこそかも知れません。
パンや珈琲、紅茶を暮らしレベルで、身近に楽しめたことが、
神戸の街全体を醸す“舶来”のイメージと繋がっているのでしょう。
神戸発祥の缶コーヒーやティーバッグで楽しむもよし、
こだわりのロースターの豆や紅茶葉をパンとともに選びながらまちを散策するもよし。
あなただけのマリアージュを楽しんではいかがでしょうか。
今日のパンにあなたは、coffee or tea?


【参考文献・資料】
土井 茂桂子〔2015〕
日本穀物科学研究会40周年記念講演会資料「パンの歴史と神戸、日本」

神戸市シルバーカレッジ 国際交流・協力コース第18期生〔2014〕
神戸・パン物語~神戸はなぜパン食文化の先進地となったか~

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【お問合せ】
「KOBE パンのまち散歩」実行委員会 事務局(神戸市中央区総務部まちづくり推進課)
〒651-8570 神戸市中央区雲井通 5-1-1 TEL:078-232-4411(代表)